2015年2月2日月曜日

Travis-CI で MinGW を使ってビルドする

Travis-CI で MinGW を使ってビルドテストを走らせたいと思います。

ビルド
Travis-CI は ubuntu 上で実行されるので、ubuntu で MinGW を使う場合と同じ手順になります。
参考: Add MinGW build to Travis CI · Issue #247 · SOCI/soci

language: cpp

compiler:
  - gcc

install:
  - sudo apt-get -qq update
  - sudo apt-get -qq install binutils-mingw-w64-i686 g++-mingw-w64-i686

before_script:
  - export CXX=i686-w64-mingw32-g++

ポイントとしては、
* MinGW のパッケージのインストール
* コンパイラーの変更
* -static-libgcc -static-libstdc++ オプションでビルド
の3つです。

実行
せっかくビルドできたのですから、実行したいですよね。
ただ、できあがった実行ファイルを実行しても動作しません。当たり前です。

Travis-CI で Windows バイナリをテストする - 何気に大変
こちらに書いてあるように、Wine を使うことで実行できました。

実行の仕方は、通常の実行コマンドの前に wine と入れるだけです。
script:
  - wine hogehoge --option piyopiyo

実際に、iutest で実行までしています。設定はこちらから確認できます。
https://github.com/srz-zumix/iutest/blob/master/.travis.yml

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